『自然賛歌』水中班ロケ日記

『カニ天国』鳥取から

『自然賛歌』ロケの最終日は、渓流ロケの下見を兼ねて千代川（鳥取）へ。まずは町を知ることから、ということで朝市行ってきました。鳥取はカニですよ。松葉蟹の解禁はもうちょっと後なので、今は小ぶりの紅ズワイガニばかり。でも一杯500円はお買い得でしょう。鍋に良し。味噌汁に良し。そのまま食べるも良し。ということで大きいのばかり六杯買うと、おじさんが1000円だったとあわてて値札直してました。遅かりし寅之助。僕は3000円でおいしくいただきました。一緒に買ったシロイカも最高。これからは食の楽しみな季節ですね。そういえば先日の『食彩の王国』で放送した「シタビラメ」、そして次週は「カマス」。ともに須佐リゾートで撮影した食材です。クロウシノシタの泳ぐ姿はなかなかよかったでしょ。

ジョーフィッシュの雄たけび

イザリウオの近くにはジョーフィッシュがわんさか。大島のジョーフィッシュは警戒心が強くなかなかよれないと嘆くダイバーが多い。「サァーどうこのジョー君。」体3分の２を出してなにやら盛んにアピール中。求愛だとしたら？ちょっと時期が遅いかぁ。今度来るときに卵加えてくれたら最高なんだけど。トラギスが近づくたびに貝のふたをちょっとづつ動かすジョー君。なかなかいいやつでした。心配は次ぎ行ったとき同じ場所にたどり着けるかがかなり問題。

イザリウオ発見 from 瀬戸内海リポート

イザリウオ発見。瀬戸内海・大島（山口県）から報告です。
いつもながらダイビングガイドの方々のスーパーな能力にはびっくりです。今日は１０日前に見たというイザリウオをアクアガイド・橋口さんにお願いして探してもらいました。透明度は極悪。潜る前は「発見の可能性は２０％以下」とさすがの橋口さんも言っていました。ひょひょいと潜る後をはぐれないように付いていくと、ライトの指す海草の下にちょこんとたたずむオレンジのイザリウオ。時々大きなあくびをしたり疑似餌を振ってみたりとやっぱりかわいい。これで日本海のクマノミ、瀬戸内海のイザリウオと２大スターそろいました。
さらに今日を象徴する出来事が・・・パチンコ『赤同鈴ノ助』で怒涛の３０連チャン。こんな日が続かないものかなぁ。
　

日本海のクマノミ事情

山口県萩市沖合いに浮かぶ相島。「クマノミがいたよ。」との情報で、東京から車を飛ばすことに。下田から帰ってすぐ移動だったので正直つらい。
２日は日本中夏日と言うのになぜか相島周辺は雨。それでも、念願のクマノミを撮れたことで、１２０%満足。しかもこのクマノミ、かなりかわいい。栗色で３センチの幼成魚。以前は死滅回遊魚として紹介していたものの、ここ数年は温暖化の影響で相島周辺で繁殖した日本海生まれの説が一般的。特に相島周辺の地形は急深で、水温は冬の気温の変化を受けにくく、サンゴイソギンチャクやクマノミにとって比較的安定した環境になっているそうです。
オンエアは年明けごろの予定。「日本海産クマノミ」をお楽しみに。『自然賛歌』のバックナンバーが中国電力のサイトで観ることができます。魚好きは要チェック。実物が見たい人は山口のダイビングショップ・シーアゲインへどうぞ。

『キャッチ ア ウエイブ and サンド』

昨日まで『キャッチ　ア　ウエイブ』のロケでした。デュークこと竹中直人さんと3人の少年が織り成す根性ストーリー物。ロケ地は下田は台風19号のうねりが入ってサーフィン日和。ところが水中班は海猿のときと同じくまたもや待機。TSUTAYAとマックスバリュー通いで2日過ごし、複雑な町の路地も掌握した頃、ようやく迎えた出番では、60キロのハイビィジョンカメラを潮の引いた砂浜で移動、移動、また移動。船で撮影するも、また砂浜移動。サーフポイントでは大波まみれ。砂、波、砂、砂・・・・。うーん、持病の腰が。
写真はデュークの愛車ワーゲンバス