『自然賛歌』水中班ロケ日記

「僕戦」水中ロケ終了

9月放送のTBSドラマ「僕たちの戦争」のロケが終了しました。千葉でおこなわれた水中撮影が森山未来君のオールアップとなり金子監督からお疲れ様の花束が渡されると、ご覧のとおりの組み合いから海へ。

ドラマは森山君の一人二役。過去と未来への入り口が水の中。サンゴ礁でのサーフシーンやら夜中2時までのプールやら、ほとんどが素もぐりの体も耳も精神的にもつらい撮影でしたが、さすがウォーターボーイズ出身、潜りのセンスはかなりのもの。当初吹替えで・・・なんて考えていたけれど、「森山君本人で行っちゃいましょう。」と水中全部森山君となりました。
森山君ほど水の中の安定した役者さんは少なく、次回の海洋ものやら水中ものには出演依頼が間違いなく来るんじゃないでしょうか。そのときには、撮影班で僕らもセットで呼んでほしいものです。


9月は映画「出口のない海」そしてドラマ「僕たちの戦争」の人間魚雷「回天」しかも上野樹里さん出演の2本が公開。どちらに軍配が上がるかお楽しみに。

8月24日の自然賛歌

周防大島伊崎のダイビングポイント

8月24日の自然賛歌（広島HOME）は周防大島の魚達を紹介します。ジョーフィッシュやイザリウオが登場。

「イザリウオ」の英名は「フロッグフィッシュ」ですが、17世紀はじめにはカエルへの進化の過程といわれていたそうです。確かに突然こんな姿の生物が運ばれてきたら、カエル？と言ってしまうかもですね。そういえば、タコ博士の写真家阿部秀樹さんによると、日本のマダコの分類の基になったのは100年前のフランスにあるタコの標本だったそうです。最近、マダコといわれたタコの中でも明らかに体色や生態の違うタコがいることがわかり、現在、日本産タコの分類の見直しがおこなわれているそうで、瀬戸内のタコやら九州のタコやらもしかすると違うタコなんてことになるかもしれません。そうなると「うちが元祖マダコ」と主張する論争が勃発するかもしれません。タコもイカも分類が非常に難しく、テロップで名前を入れる際も「マダコの仲間」なんてごまかしてしまいたいとこですが、とことん知りたい人は、阿部さんの「イカ・タコガイドブック」（阪急コミュニケーションズ刊）をお勧めします。続編も取材進行中だそうです。

オオカズナギの求愛

8月31日放送の自然賛歌（広島HOME）はオオカズナギが登場。口を開き威嚇しあうオスのバトルが有名ですが今回は求愛行動を紹介しています。穴のなかで大口を開いているのがオス。隣がメス。この後、狭い穴にしっぽりとおさまる2匹です。
オオカズナギが属するゲンゲ科の仲間は漢字で「幻魚」と書き、その生態はあまり知られていないまさに幻の魚。しかし残念なことに、ゲンゲの語源は「下（げ）の下（げ）の魚」から由来しているそうでいわゆる雑魚。ダイバー以外には人気のない魚かもしれません。
今回はもう一種類、コブヌメリのオスの縄張り争いを紹介しています。こちらはヒレを広げどつきあう迫力のバトル。どちらも青海島で撮影した魚達です。



スターウォーズに登場するジャジャビンクスにそっくり。ロナウジーニョにもそっくり。

我が家のわんこ「ウメちゃん」

わんこを連れて鳴子温泉に行ってきました。写真は出発前のウルトラ元気なウメ。オニコウベスキーリゾートのペンションは我が家だけの貸切で、広いテラスやヒノキの露天風呂は一押しの快適宿でした。この後はしゃぎすぎて夜はぐったりのウメ。わんこは環境が変わると精神的に参っちゃうんでしょうか？うちの子だけかもしれないけど、2日はひたすら寝たきりぐったりモード。おいてかれたらどうしようとか、知らない犬やら匂いやら、僕らには計り知れない心配事がいっぱいあって大変だなと思いながらも、今度はどこ行こうかなんて考えるのでした。ウメはもうすぐ6歳。島根生まれの雑種。自然賛歌のロケでもらってきたわんこです。

尾花沢スイカは世界一

久しぶりに山形に帰りました。「梅雨明け10日は晴れ」そんな東北は快晴。天童温泉に浸って、尾花沢スイカを買って、道の駅で玉こんにゃく・100円、ラフランスソフト・300円、だだちゃ豆もうまい。夏の山形の王道的休日。明日は愛犬ウメと鳴子温泉行ってきます。

鳥取の大栄スイカもうまかったけど、やっぱり尾花沢スイカにはかなわないでしょう。