2007年 08月 29日
がんばれドンコkids |
朽ちた杭にタマゴがびっしり。守っていたのは25センチほどのドンコでした。
この後、この子は元気にタマゴから飛び出していくのでした。
ドンコの子供達は親と同じ姿になるまでタマゴなかで成長します。
ため池にはタイコウチやらゲンゴロウなど亡者が待ち構えているわけで水底でヨチヨチなんてしていられないということです。
僕の足元ではハッチアウトしたてのちびっこドンコが石に隠れて餌を食べていました。
島根には「ドンコ」と「イシドンコ」がいて撮影者泣かせなのです。個人的には一緒で良いじゃないのといいたいとこですが、淡水魚研究者の世界は深い。「なるほど・・・ここが違いかぁ」と水中でもわかりやすい分類をぜひお願いしたいです。
ここは以前ナミゲンゴロウが生息していた場所だったのですが、今は一匹も見つかりません。さらにメダカもほんの僅か見かけるだけ。その代わりタイリクバラタナゴがウジャウジャ。どうしたらこんな劇的変化が起きるのやら。
そういえば先週行った北九州のため池も来年には水を抜いて日上げるそうで、そもそも農業用のため池とはいえ生き物には厳しい人間の都合が明らかに影響してしまうのです。
by diver1959
| 2007-08-29 01:11
| 撮影