2006年 08月 20日
8月24日の自然賛歌 |

8月24日の自然賛歌(広島HOME)は周防大島の魚達を紹介します。ジョーフィッシュやイザリウオが登場。
「イザリウオ」の英名は「フロッグフィッシュ」ですが、17世紀はじめにはカエルへの進化の過程といわれていたそうです。確かに突然こんな姿の生物が運ばれてきたら、カエル?と言ってしまうかもですね。そういえば、タコ博士の写真家阿部秀樹さんによると、日本のマダコの分類の基になったのは100年前のフランスにあるタコの標本だったそうです。最近、マダコといわれたタコの中でも明らかに体色や生態の違うタコがいることがわかり、現在、日本産タコの分類の見直しがおこなわれているそうで、瀬戸内のタコやら九州のタコやらもしかすると違うタコなんてことになるかもしれません。そうなると「うちが元祖マダコ」と主張する論争が勃発するかもしれません。タコもイカも分類が非常に難しく、テロップで名前を入れる際も「マダコの仲間」なんてごまかしてしまいたいとこですが、とことん知りたい人は、阿部さんの「イカ・タコガイドブック」(阪急コミュニケーションズ刊)をお勧めします。続編も取材進行中だそうです。
by diver1959
| 2006-08-20 01:36
| 撮影